車のバックカメラ(バックモニター)が急に映らなくて困った事はありませんか?
モニター画面が
- 真っ暗になった
- 画面が曇ったり
- 画面が映ったり・映らなかったり
などなど・・・原因については、様々なことが考えられます。
例えば、バックカメラが時々映ったり映らなかったりする場合は、モニターからバックカメラまで繋がっている配線や配線同士を繋ぐカプラー(コネクター)など電気回路のどこかで接触不良が起こっている可能性があります。
また、配線だけの問題ではなく、モニター本体やカメラ本体が故障がしている可能性も考えられます。
今回は、車のバックカメラが映らない時に考えられる、主な原因やバッテリー交換後について解説していきます!!
目次
車のバックカメラが映らない!?原因を紹介!
自動車のバックカメラの映像がモニター画面に映らない時に考えられる主な原因は、以下のような事が原因の可能性が高いです!
- 配線やカプラー(コネクター)などの接触不良
- 本体モニターの故障
- カメラコントロールユニットなど電気機器自体の故障
- ヒューズ切れ
- バッテリー上がり
などなど・・・カメラ本体からモニターに通線されるまでの間の過程で様々な原因が考えられます。
これらのことを1つ1つ解説していきたいと思います!!
配線(ハーネス)不良
バックカメラやカーナビに関係する配線は、一本だけではなく意外と多く存在しています。そして、カメラ本体からカーナビのモニタまで配線されています。
言い換えると、車の最も後ろから車内の前方にあるカーナビモニターまで配線が繋がっています。
そして、モニター(カーナビ)の後ろのスペースは、非常に狭い作りになっており、カメラの配線だけでなく、地デジアンテテ含めたくさんの配線をスペースに納めています。
しっかりと配線を綺麗に設置しないと、他の部品に配線が挟まれたまま押し込んでしまっていたり、配線の通電部同士が接触していたりなど、モニターが映らなくなる要因は存在します。
挟まったままの配線は、最初は問題なくても走行距離を伸ばしていく中で、次第に車体振動を受け断線や内部で接触不良を起こす可能性があります。
信号が途切れてしまい、時々映ったり映らなかったりし、やがて完全にバックカメラが映らない原因になるのです。
また、電源系の配線が潰れたり折れたりすることで接触不良が起こるとカメラ機能だけではなく、車両火災の原因になるので自身でカメラやモニター(カーナビ)を設置する場合は十分注意をしておきたいところです。
モニターの後ろのスペース以外にも、モニター本体とカメラまでは結構な距離で配線がされ、様々な場所を通っています。
シートサイドの下側や、ルーフライニングの内部、バックドア(トランク)ライニングの内部など、バックカメラの配線を辿っていき、どこかで押しつぶされて断線していないか?確認していく必要があります!
カプラー(コネクター)の接触不良
カプラー(コネクター)とは
- 配線と配線
- 配線と電気機器(モニターやカメラ本体)
を繋ぐための部品で、このつなぎ目部分に接触不良が原因で車のバックカメラが映らない場合があります。
この場合は、カプラー(コネクター)を付け直しをするだけで直るケースがあります。カプラー自体は爪で嵌合されていますので、誰でも簡単に結合を外す事が可能です。
純正で初期から取付られているカメラではなく、カーナビ用品店や自身で取付けた場合のように後付けのカメラに、コネクターの接触不良が起こるケースが多く見られる傾向があります。
取付当初は問題なくても長い間使用しているうちに、車体振動によって結合が甘くなったり、外れたりと・・・上手く信号が送られなくなる事もありますので、原因の一つとして疑うのは間違いありません。
ヒューズ切れ
車に付いている全て電気機器は、それぞれの機器が正常に作動するための電流の量が決まっています。
その為、適した電流の量以上に、多くの電流が流れ込んでしまうと、電気機器の故障の原因となります。そのような事が起こさないために、「ヒューズ」と呼ばれる安全装置を間に挟むことで、電気機器が壊れる前にヒューズが切れて電気が流れなくしています。
何かしらの原因で、バックカメラに適正電流以上の電流が流れ込もうとした場合、ヒューズが切れて映らない状態になる場合が十分にあります!
一般的には、バックカメラだけでなくその他の電気機器も一つの(同じ)ヒューズに繋がっている為、もしヒューズ切れが起こった場合には、バックカメラ以外の電気機器も同時に作動しない場合があります。
その他、ヒューズ切れ以外にもバッテリー上がりが原因でバックカメラに電流が流れない事がありますが、この場合はエンジンもかからない状態になるので、判断がすぐに付きやすいと思います。
カメラ本体やモニターの故障
これまで様々な原因を紹介しましたが、そもそもバックカメラ本体やモニター本体が故障している可能性もあります。
- 配線(ハーネス)
- カプラー(コネクター)
- ヒューズ
など、電気回路に異常がない場合は、バックカメラ本体、モニター本体が故障している可能性もあります。
もし本体が故障していた場合は、新しいものと交換が必要になります。
修理に純正品と交換すれば問題ありませんが、純正品以外のカメラやモニターを取り付ける場合は、愛車やモニター・カメラ本体との相性が良いものを選びましょう!
純正品と後付け部品(社外品)の相性が悪い事が原因?
純正部品と後付け部品のそれぞれの組み合わせで相性が悪いことが原因で、車のバックカメラが映らない場合があります。
たとえば、
- モニター(純正品)/カメラ(社外品)
- モニター(社外品)/カメラ(純正品)
- モニター(社外品)/カメラ(社外品)
など、それぞれの愛車の状況は人それぞれだと思います。
モニターは純正なのに、カメラは後付けで社外品など場合は、万が一相性が悪いとモニター画面にノイズが入ったり、そもそも全くバックカメラが映らないということがあります。
大体は変換ケーブルが市販されていますので、それで対応するのがほとんどだと思いますが、一般的に自動車メーカーは自社製品のみしか保証をしていませんのでしばらく経ってから調子が悪くパターンも多々あります。
モニターは映るが、曇りやぼやける時の原因
バックカメラの映像がモニターには映るけれども、映像がぼやけたり、曇りが生じたりするなどの不具合が起こるケースもあります。
この場合は、モニター自体の故障しているなど…様々なことが考えられますが、バックカメラのカバーの曇りが原因の過可能性もあります。意外と見落としがちなのでご注意を!
例えば、
- カメラのレンズの外側の樹脂の透明カバーの傷付き
- カメラのレンズとカバーの間に雨水が入り込んだ場合
など、バックカメラの構造はメーカーによって異なりますが、多くのカメラがレンズの外側に樹脂の透明カバーがついています。この樹脂製カバーの表面が劣化することが原因やカバーとレンズ間の問題でモニターに映る画面がぼやける場合があります。
バックカメラが映らないって、もしやバッテリー交換後から?
バッテリーを交換するときに、バックアップ電源を取らないと今まで設定してあったオーディオ設定などが初期設定に戻ってしまいます。
「ディーラー」や「カー用品店」などでバッテリー交換するときは、初期設定に戻らないようにきちんとバックアップ電源を取って作業しています。
初期設定を一からやり直せば問題ありませんが、お店の場合お客さんがどのような設定にしていたか詳細な設定までわかりませんのでバックアップをとっています。
その為、「ディーラー」や「カー用品店」でバッテリー交換して愛車を受け取っても設定はそのまま交換前と同じ状態が保持されています!
しかし、問題はガソリンスタンドや自分でバッテリー交換した場合です。
自分で交換する場合はもちろんですが、ガソリンスタンドでもバックアップ電源を取る機械もないのがほとんどですので、バッテリー交換をすると初期設定に戻ります。
初期設定の戻るとオーディオ設定も最初からやり直さないとだめです。
- ラジオ局の周波数
- 時計
- カーナビの設定
などなど・・・面倒な事がたくさんです。
ここで注意をしておきたいのは「バックカメラにも設定がある」という事です!
言い換えると設定をしないとモニターにバックカメラ画像が映らないという事です。
例えば私の愛車に付いているカロッツェリアの場合、
といったように設定をやり直さないとなりません。
その他メーカーも同じ要領でバックカメラ設定の項目まで進み、
最後に「カメラ割込み」→「する」といった設定が必要となります。
この「カメラ割込み設定」の設定を完了するといつものようにR(リバース)ギヤに入れるとモニターにバックカメラの映像が流れるようになります。
まとめ
今回は自動車のバックカメラが映らない原因について、様々な原因について紹介させていただきましたが、これはほんの一例で、今回紹介した内容以外にも、様々なことが原因で映らない事が考えられます。
原因は紹介したものの素人の方が簡単に直せるものばかりではありませんので、モニターやカメラに不具合を感じた時は、ディーラーやカー用品店などのプロに相談することをお勧めします!
お店によって修理費用が異なってくると思いますので、用品を取り付けてもらったお店や信頼のおけるお店で修理の依頼をすることをお勧めします。
最後に紹介しましたが、バッテリー交換したときに初期設定に戻ってしまい「映らなくなった」場合もありますので、バッテリーの配線を外した場合は一度初期設定を疑ってみて下さいね!!
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