クルマを買い替えたり、手放したりする際には皆さまどうしますか?
新車や違う中古車へ買い替える場合は、新しい車を購入するお店で下取りして貰う方も多いのではないかと思います。
その時に、特に注意して貰いたいのがディーラーの下取りです。
新車を購入の商談となると、自分からお願いしなくても向こうから下取り査定をお願いしてくる場合が多いと思います。
しかし、一般的に言われているようにディーラーの下取りでは、査定金額が低く設定されています。要らない車であるのなら少しでも高く売りたいと思いませんか?
だからいって、何社もお店をまわって時間をかけるのは面倒ですよね。
最近では、複数社に同時に見積が依頼できる車買取一括査定サイトが沢山あり、何社にも車を見てもらえる為、非常に効率的です。
が、しかし!!
一括査定サイトに登録した瞬間から鬼のように電話がかかってきます。
私自身も経験しました。
電話が1〜2時間、鳴り止みません。正直かなりうっとおしいです。
これをデメリットだと思う方が多いと思いますが、逆に利用して手間をかけず買取金額を下取り金額から30万円以上高く買い取って貰う方法をお教えします!
目次
クルマの下取りとは?一括査定とは何が違う?
下取りとは、新しく新車または中古車を買うお店に今まで乗っていたクルマを引き取ってもらうことです。
- 次の車の購入と今乗っている車の売却の手続きがディーラーで全て行って貰える
- 納車日に古い車に乗ってディーラーへ行き新しい車への乗り換えて帰る事が出来る
などのメリットがあるのですが、一般的には、下取り金額は非常に安いです。
ネット上でもほとんどの情報サイトに
- ディーラーの下取りは安い
- 下取りより買取の方が高値で買い取ってくれる
と書かれています。
車種や年式によっては当てはまらない場合もあるのですが、それは、年式が非常に古く「下取り」も「買取」も価値が変わらないようなクルマです。
ほとんどの場合が、買取より下取りの方が安くなってしまいますので、その理由についてご紹介します。
なぜディーラーの下取りは安いのか?
下取り車の販売ルートが少ない
ディーラーの下取りが安い理由の一つとしては、販売ルートが少ないことが挙げられます。
ディーラーの場合は自社の車を売る事が一番の仕事となりますので、基本的に下取りした車の売却ルートが多くない事がほとんどです。大体の販売ルートが、自社の中古車販売部門にて販売します。
例えば・・・
ホンダでいうと、ホンダオートテラスなど
オークションで販売して利益を出す事を目的としている場合もありますが、「自社の車を売る事が一番の仕事」で利益を出さなければなりませんので、下取りを高額すると損失が出る可能性もあります。その為、下取り額が安く設定されています。
新車の値引き交渉に利用する為
ディーラーの下取りが安くなる理由として、次に購入してもらうクルマの値引きが関係しています。
よく言われるのが、
「新車の値引きはこれが限界ですので、下取り額を通常よりプラス査定します!」
と言って、最初の下取り査定額から4〜5万もアップする場合があります。
これは、最初の下取り査定額を安く見積もっておき、本来の買取相場の限界まで引き上げているだけなのです。もしかすると限界までも届いていないかもしれません。
しかしこれは、購入者側の心理を突いた新車販売戦略で、
「通常より高く買い取ってもらった!TOTALの値引きは上がったから満足」
と納得する事も多いですが、まだまだ、買取業車の金額には及びません。
以上のような理由で、ディーラーの下取り額は安く設定されており、買取業車価格に及ばないのですが、ここで一つ疑問に思った方もいるのではないかと思います。
なぜ安いのに下取りはなくならないのか?
やはり下取りには、新たなクルマの購入者側へ手間・面倒さが少ないというメリットがあり、高く買い取って貰える買取業車よりディーラーで下取りして貰う方がまだまだいるということ。
そもそも、高齢者やクルマ購入に知識がない人は、買取業車の存在を知らなかったり、他店で高く買い取って貰えるという事を知らないという人が多い為、下取りは中々なくなりません。
下取り金額が安いから買取業者は生き残る
下取り金額がなぜ安いかという点についてご紹介しましたが、実は、下取り金額が安いから買取業者は生き残っているのです。
下取り金額が安く設定されているからこそ販売ルートを多数持っている買取業者は、買取金額をディーラーの下取り価格より高く設定出来ます。
ディーラーの下取り査定額が安いが故に満足しないお客が買取業者を訪れる。
結果、下取り査定額より高い金額を提示する場合が多い為、買取業者はクルマを買い取れる。このような構図が出来上がっており、下取り金額が安いからこそ買取業者は成り立っているのです。
今回この記事は、買取業者を利用して単に下取り金額より高く買い取って貰うのではなく、一括査定サイトを利用して業者間で競合して貰い限界の買取金額を導き出す方法をご紹介します。
クルマの一括査定とは?
車の一括査定とは、何社もの中古車買取業者にまとめて査定依頼を出すことができるサービスです。
インターネット上の一括査定サイトに必要項目を入力すれば、それぞれの中古買取業社に査定依頼出すことが出来ます。
このサービスを利用すれば査定の為に有名なところでいうと、
- ビックモーター
- ガリバー
- アップル
などの中古車買取店までわざわざ行く必要がなく、出張査定してもらえるので時間の節約になります。
また、買取店で買い取りを依頼する方は、少しでも高い金額を希望する人が多いので、ライバル店より少しでも高い査定額を出そうとする傾向にあります。
査定額は買取店によって、
- 販売ルート
- 力を入れている車種
など・・・それぞれ状況が異なり明日ので、10万~50万円ぐらいは違いでることもありますので、一括査定によって多数の店舗と比較することはとても非常に有効です。
これまで、一括査定についてのメリットばかり紹介しましたが、デメリットも多々あります。
ですので、そちらについてもきちんと紹介し、その一括査定のデメリットを有効活用し買取金額を最大限までアップさせる方法をご紹介します。
クルマの一括査定のデメリットとは?
クルマの一括査定は、
- 中古車買取店までわざわざ足を運ぶ必要がない
- 多数店舗から査定して貰える
- ディーラーの下取り金額より高く買い取って貰える
などのメリットもありますがデメリットも多数あります。
そのデメリットとは、一括査定サイトの必要な入力項目を知れば理解して貰えると思います。
一括査定の申し込みで必要な記入項目とは?
・買い取って貰う車の情報
メーカー/車種/年式/走行距離
例:ホンダ / フィット / 2014年式 / 30,000km
トヨタ / プリウス / 2015年式 / 50,000km
・個人情報
住所/氏名/電話番号/メールアドレスなど
クルマの一括査定のデメリット
必要記入項目のところで、個人情報を入力しなければならないという点に注目して下さい。
メールアドレスはYahooやgoogleなどの無料のアドレスでも問題ないですが、住所や電話番号など簡単に変えられない情報も入力しなければなりません。
実際に買い取りにきて貰う場合は、電話でアポをとって自宅まで出張買取に来ますので正しい情報を入力しなければなりません。
その為、一括査定のデメリットとは、
「多数の買取業社に個人情報が知られる」
これが最大のデメリットであります。それに加え、一括査定に申し込んだ瞬間から「多数の業者から大量の電話」が来ます。びっくりするほど電話が来ます。
そして、電話が鳴り止みません。私も一括査定を申し込みましたが1〜2時間ほどは電話が鳴りっぱなしで、電話を取らない限り延々と続きます。
さすがに夜の遅い時間までは掛かってきませんが・・・
それと、実は一括査定を申し込んでもその場で正確な金額は教えてもらえません。
「約50〜80万」などザックリした金額しか教えて貰えません。
買取業社もさすがに車種・年式・走行距離のクルマの情報があっても実際に見てみないと、傷やオプション装備・改造状況など分かりませんのでザックリとした金額になります。
上記のようなデメリットがあり、大量の電話がくるというとてつもないデメリットがありますが、逆にこれ利用して最大買取金額を導き出す方法をご紹介します。
お勧めのクルマの一括査定サイト
- 多数の買取業社に個人情報が知られる
- 多数の業者から大量の電話がくる
などのデメリットがありますが私も利用したお勧めのサイトをご紹介します。
2年ほど前に利用しましたが、電話をとればそれ以降、電話はかかって来ませんし、住所も悪用される事もありません。
楽天だと成約すると更に、楽天ポイントが貰えるので更にお得です。
【一括査定】電話のしつこさを利用して高く売る方法
一括査定のデメリットとして、「多数の業者から大量の電話」が来ますとご紹介しました。
こちらを利用する事で自分から動かなくても受動的に実際の査定まで持ち込むことが可能です。
これから紹介する方法は多数の買取業社も自分のクルマを見て貰うと膨大な時間がかかると思われるかも知れませんがそんな事はありません。
1社分の査定時間(約1時間程度)で最大金額を提示させる事が可能です。
一括査定サイトを利用して短時間で最大金額を導き出す方法!
一括査定を申し込んだ瞬間から多数の買取業社から電話が来ますが一社一社電話をとり、下記のように実践してみて下さい。
電話では、一括査定サイトで記入していない車の詳細な情報やそして、査定日を聞かれると思います。その際に業者に来て欲しい日にちをと時間を伝えます。
「◯◯月◯◯日 ◯◯時に来て下さい。」
この情報を全ての業者に伝えます。全て同じ日の同じ時間です。
つまり、同じ時間に全ての業者を集めるのです。
そして、自宅でオークションを開催するのです。
そうすることによって、買取業社の営業の方は買い取れなかったら無駄足になってしまいますので、限界値を提示することになります。
買取店舗へ自分の足で持って行ったり、一括査定でもバラバラに業者を呼ぶと、少しでも安く買いたい為に、査定金額が安くなってしまいます。
ここでもう1点査定額を引き上げる一言があります。
「今一番高い金額を提示していただいた所で、本日契約のハンコを押します」
この言葉があれば更に限界値に近い金額を提示してくれる可能性が高くなります。
注意点としては、車を手放す日が決まっていること。
その日に契約をしてその場でクルマを手放す必要はありません。
1週間後でも2週間後でも構いませんので、手放す日が決まっている事が重要なのです。
契約しても業者が実際にクルマを手に入れる日が何ヶ月も先では、クルマの価値が下がってしまいますので、そのリスクは避ける為、日にちが決まっていないとどうしても安い査定額を提示されてしまいます。
更にもう1点重要なことがあります。
買い取ってもらって自分の口座に入金される実際の手取り額の提示を求める事です。
査定金額が出て業者が決まると他の業者はすぐに帰ってしまいます。次の仕入れに向かわなければなりません。
一社のみになったときに、
「査定額80万から保険料1万円を引いた79万が入金されます。」
など都合の良い事を言われます。その保険料とは、クルマを売った後に欠陥が見つかってもその一万円で全額保証します。などということ言ってくる業者がいます。
その時には、他の業者は帰った後ですので、後には引けない状況になっており、損をしてしまいますのでご注意して下さい。
私の場合は、「最初から手取り金額を提示して下さい」とお願いしましたので、問題なく買取して貰いました。
【まとめ】一括査定のしつこい電話を利用して買取金額をアップする方法
いかがでしたでしょうか?一括査定を申し込むと電話が鳴り止みません。
しかし、これを逆手にとり片っ端から同じ日の同じ時間に業者を集め、自宅オークションを開催するという方法でした。
電話をかけて来たところから同じ言葉を伝えるだけですので、非常に簡単ですし、自分から買取業社を探さなくても勝手に電話がかかって来ます。
買取業者の営業の方も車を仕入れるのが仕事であり、わざわざ出張査定に来ていますので買い取れなければ無駄足になってしまいます。
その為、限りなく限界値に近い金額を叩き出す事が可能です。実際に私もこの方法で、ディーラーの下取りより35万も高い金額で買い取って貰いました。
皆様も是非実践してみて下さい。
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