フロントガラスに飛び石などで、ヒビ割れが発生したときののリペア方法を紹介します!
みなさん普段と変わらず車を運転している時に
「バチッ!」
っと・・・突然、飛び石をくらったという経験はありませんか?
気づいたらフロントガラスにヒビ割れが!?
なんで自分の車が!?
っと、
信じられない気持ちと、
石を飛ばしてきた車を許せない・・・
そして、フロントガラスの修理となると高額の修理代が発生するのでは!?
という・・・なんとも言えない複雑な気持ちでいっぱいになっていることと思います。
今回は、飛び石などで突然起こる車のフロントガラスのヒビ割れについて、対処方法やリペア方法を紹介します!
目次
フロントガラスのヒビ割れのリペアとは?
まずは、フロントガラスのヒビ割れのリペアとは?簡単に概要を説明します。
リペアとはガラスの交換ではなく、修復して「ヒビを目立たなくさせる」「ヒビが伸びにくくする」というようなもので、根本的にヒビを無くすものではありません。
ガラスのリペアとはヒビ割れた部分に、ガラスリペア用の特殊な樹脂を圧入し硬化させることによって、ヒビの進行を抑え、そして、ひびを目立たなくする補修方法です。
ちょっとした傷・ヒビ割れで、高額なガラス交換をするのではなく、比較的安価に処置をしたい場合におすすめするのがガラスリペアです。
飛び石でフロントガラスにヒビ割れが発生したらどうする?
車の走行中に突然の飛び石でフロントガラスにヒビが入ったときや、ヒビを発見した場合にすぐにどうしたら良いのかを紹介します!
フロントガラスのヒビ割れのレベルを確認しましょう!
フロントガラスのヒビ割れのレベルを確認が必要です。
よくある飛び石に遭遇するのが高速道路。
まずは、高速道路の走行中であればサービスエリア・一般道路であればすぐ近くにあるコンビニや駐車場など安全に車の状態を確認出来る場所に車を停めてフロントガラスのヒビの状態を確認します。
車のフロントガラスの構造
車のフロントガラスはどの車も2枚合わせのペアガラスとなっています。
その2枚のガラスの間に中間膜と言われるフィルムがあります。そのフィルムには、遮音性をもっていたりするものもあります。
その中間膜があるおかげで、
ヒビが入ってその前後や左右にヒビが浸透し大きくなったとしても普通の板ガラスのようにバラバラに細かく砕ける事はありません。
したがって、
ヒビが入ったのを確認したその時のヒビ割れのレベルで運転可能な視界が確認出来るかどうかを判断しましょう。
フロントガラスがヒビ割れても走行しても大丈夫?
視界確保ができ、自宅や修理の専門店などまで、運転を継続できそうであればそのまま運転を続けても問題ありません。
しかし、視界を妨げるほどのヒビや運転できそうにないような状態であれば、すぐにJAFや保険会社に連絡し、車をレッカー車で運んで貰いましょう。
ちなみに私の友人は、遠くからでも見てわかるほどのヒビがフロントガラスに入ってしまったことがあり、自宅まで運転して帰ったのですが、途中でパトカーと遭遇したそうです。
幸いなことに?
特に注意もされず自宅まで戻れたそうです。
このような体験談もあるのですが・・・安全第一を考えて行動しましょう!
フロントガラスのヒビ割れが発生した時の注意点
ヒビは簡単に伸びてしまうので注意が必要!
最初は点のような小さなヒビ割れでも、ガラスのヒビ割れは簡単に伸びてしまいます。
少しでもガラスのヒビ割れ付近に応力がかかると・・・すぐにヒビは浸透してしまうほど繊細なものなのです。
例えば直接ガラスに触れなくてもこんなケースでもヒビ割れが伸びてしまいます。
- 洗車時に水をかけた瞬間・・・
特に日差しの強い日や夏場などでガラスの温度が高くなっている場合、水との温度差が影響して一気にヒビが伸びてしまいます。
- フロントガラスが曇りをとろうとして、デフロスターを付けた・・・
外気温と車内の温度差が影響して一気にヒビが伸びてしまいます。
- ドアやテールゲートを勢いよく閉めた・・・
ドアやテールゲートを強く閉めた時の車体の振動や、車内の空気が逃げようとしてガラスに圧力がかかることが影響してヒビが伸びてしまいます。
ほんの一例ですが、直接ガラスに触れなくてもちょっとしたことが原因でヒビ割れは伸びてしまいます。
最初の小さなヒビ割れの状態ならガラスのリペアが出来たかもしれませんが、ヒビ割れが伸びて広範囲となった場合には修復が困難になりますので、一刻も早く適切な処置をとることをおすすめします。
ガラスの汚れにも要注意!
実際のところ、ガラスのヒビが出来てからすぐにリペアをすると、比較的キレイに修復することができます。
しかしながら、
ヒビができてから時間がたってしまうと、そのヒビの部位に水やほこり、ゴミなどが浸入してしまいます。
そうなるとリペアの際、その水・ほこり・ゴミなどの不純物がリペア材(樹脂)の通り道を邪魔してしまい、リペア材(樹脂)が綺麗に浸透せず綺麗に修復出来なかったり修復してもまたヒビが伸びてしまう可能性があります。
その為、リペアをすぐに行うのが最もですが、できない場合の応急処置も重要となってきます。(※この後、紹介するリペア方法のところで応急処置方法も紹介しています。)
飛び石などによるフロントガラスのヒビ割れのリペア方法
応急処置方法を紹介します!
まずは、フロントガラスのリペアがすぐに出来ない場合が多いと思いますので、最低限の応急処置をするべきです!
その方法とは、ガラスのヒビ割れの表面にテープを貼ることです。
ヒビが伸びるのを防止したり、ヒビの中に埃・水などが侵入するのを防止する為です!
テープのノリがヒビの中に入ってしまうとリペアが難しくなってきますので、視界を遮らない場所のヒビであればマスキングテープがおすすめです。
その他、セロテープでも可能ですが、ガラスから剥がす際に力を入れて逆にヒビが伸びてしまったり、ノリが残ってしまう可能性が高いので、ぺったり貼るのではなく軽く貼るイメージで貼って下さい。
応急処置シールの紹介
自分で出来るヒビ割れのリペア方法を紹介します!
自分でヒビ割れのリペア用として販売されている「ガラスのリペアキット」を使用してガラスの傷・ヒビ割れを補修する方法です!
市販されているリペアキットの多くは、UVレジンという補修材で
傷・ヒビ割れの部位にそのUVレジンを流し込んで硬化させることで、傷を埋めるという方法です。
様々なメーカーから販売されており種類にもたくさんあるのですが、おすすめの「リペアキット」を紹介します。
リペアツールの紹介
専門店でフロントガラスのリペアを依頼する!
自分でリペアが難しいそう・・・といった場合は、専門店でリペアを依頼しましょう!
リペア費用はヒビ割れの場所・範囲によりますが、
7,000〜20,000円が相場となっています。
ガラスを新品に交換すると約10万円程度かかるのと比べると安く修理することができます!
ヒビ割れをリペアツールで修復した場合の注意点
リペアツールを使用してガラスを修復した際の注意点を紹介します。
一度リペアを実施した場所には、リペア出来ない!?
一度リペアを行なった場所には、再度、リペアが出来ない!という点は覚えて欲しいポイントです。
- リペアを行なった場所に、運悪くまた飛び石などでヒビ割れが発生してしまった
- 自分でリペアしてみたけど、上手く修復出来ていなくてヒビが伸びてきてしまった
こんな場合がよくある話なのですが、リペアの修復は1回限りと考えましょう!
リペアでは、ヒビにリペア材(樹脂)を浸透させるのですが、一度リペアすると既にリペア材が埋まって固まっている為、再度リペア材を浸透させようと思っても、浸透せず修復が不可能となっています。
リペアは1回コッキリ。再度ヒビ割れが発生した場合は、諦めてガラス交換をしましょう。
リペアでの補修痕は残ってしまう!?
リペアで修復したガラスのヒビには、補修痕は完全には消えず大なり小なり残ってしまいます。
ガラスのリペアとは
- 傷やヒビを伸びにくくする
- 傷やヒビを目立たなくさせる
これらが目的である為、完全に傷・ヒビ無くし、補修痕も許せないという方には、ガラス交換をおすすめします。
どんなヒビ割れならリペアで修復できるの?
ガラスのリペアできる傷・ヒビ割れの状態には限界があります。
そこで、こんな場合はリペアでガラスのヒビ割れの修理費用を抑えることができる!
といった、ヒビ割れの状態を紹介します!
- 500円玉より小さい傷・ヒビ割れ
十分リペアで修復できる可能性が高いです。逆に500円玉の大きさより大きくても傷・ヒビ割れは目立たなくなりますが、修復後にまたヒビが伸びてきたりする可能性が高くなります。
- ガラスの上端・左右端から10cm以上離れた場所の傷・ヒビ割れ
十分リペアで修復できる可能性が高いです。ガラスの端末から近い傷・ヒビ割れであると車のBODYに近い箇所である為、走行中の車体振動が伝わりやすく、修復後にまたヒビが伸びてくる可能性が高くなります。
- デフロスターの上部以外の場所の傷・ヒビ割れ
十分リペアで修復できる可能性が高いです。デフロスターの上部に位置する場所は、車内外の温度差が大きくこの付近に傷・ヒビ割れがあると温度差による影響でヒビ割れが伸びてくる可能性が高くなります。
上記で紹介したリペア可能な場所に該当しなくても全くリペア出来ないわけではありません。
ダメもとで、
- フロントガラス修理費用を抑えるために自分でリペアをしてみる!
- ガラスリペア専門店に相談してみる!
のもアリだと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、急な飛び石などによる車のフロントガラスのヒビ割れの対処方法について、リペアとは!?どういったものなのか?どうやってリペアすれば良いのか?
注意点も含めて紹介しました!
本記事を参考にしていただければ、フロントガラスのリペアの実践!
そして、急な飛び石によるヒビ割れ発生時の対処方法を覚えて頂けると、急な事態に慌てず対処出来ると思います!
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